溶融炉「NK-1000」の主要仕様

溶融方式 固定型表面溶融方式
溶融対象物 アスベスト・焼却灰・汚泥・石粉・PS灰
温度 1,450~1,700℃以上
サイズ 長さ3,800mm×幅1,800mm×高さ4,300mm
総重量 48t (プラント全体、冷却水含む)
溶融能力 500kg/時~1,000kg/時 ※1
燃焼方式 エマルジョン燃焼方式
燃焼用熱源 使用燃料 A重油・廃油・再生油    60~100リットル/t・時 ※1
水(還元水または水道水) 13%
主な設備 ※2 溶融炉本体、エマルジョン燃料バーナー(特許製品)、熱交換機、洗煙装置、 サイクロン、スラグ水砕室、 スクリューコンベア、エマルジョン燃料装置、排ガスフィルター、各種冷却水槽、 計測制御オペレータ装置、各種ストッカー 入出力用各種コンベア、煙突、等

※1対象物の性状・成分によって変動する

※2同・ハグフィルター・粉砕機・選別機等が必要となる

溶融炉「NK-1000」の溶融炉概念図

①焼却灰搬送コンベアー

②溶融炉ホッパー

③エスケープダンパー

④灰投入プッシャー

⑤溶融炉内

⑥主バーナー

⑦着火バーナー

⑧炉床

⑨水砕室

⑩スクリューコンベア

⑪排ガス室

⑫煙道

⑬監視窓(監視カメラ)

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溶融炉のラインアップ

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「NK-1000」フローシート

溶融炉各部位の外観写真

コントロールについて

炉内制御温度

安全かつ省エネルギーで運転できるよう中央監視室を設置し、アスベストの投入から最終スラグ排出までを一元管理します。
ITVと重油コントロールにより、1,800℃までの温度制御を行います。

データロガ

運転状況、その他必要な計測値、又、溶融物の重量あたりの電気量・重油量・給水量などの運転に必要な諸データを記録します。

溶融物の投入量

ブッシャーのストローク制御により、炉内の状況に応じ適量を投入します。

停電対策

計測及び制御電源にはUPSを設け、無停電で制御可能です。
又、非常用発電機を備え、安全に運転させる自動シーケンスを完備しています。